カフェのInstagram運用では、投稿から来店までの導線をどう作るかが成果を分けます。SNSとホームページの役割の違い、プロフィールリンクの設計、載せ分ける情報、更新の負担を減らす運用方法を解説します。

この記事の監修者

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H.Yamashita

新卒で三井住友銀行に入行後、11年間幅広い業種業界・企業規模の法人を担当し、融資業務を中心としたコンサルタント業務に従事。子会社の信託銀行では、専務直属の新規事業企画室にて新規企画推進を担当。

銀行員キャリアのラストは本店営業部にて従事し、不動産・建設業界の上場企業を担当。


その後、WEBマーケティングに強みを有するスタートアップ企業に転職し、企業のあらゆるお悩みや課題を解決し、貢献したいという想いからコンサルタントとして独立、起業。

セールスライティング、WEBマーケティング、SEO、MEO、SNS、広報、WEBサイト制作など、財務や経営管理以外にも幅広い実績を有するオールラウンドな経歴を持つため、一気通貫であらゆるお悩みや課題の解決に貢献できる。

二人三脚スタイルの伴走型支援で当事者意識を持って高い熱量でサポートすることが強みであり特徴。クライアント数は140社超える。


Instagramだけで運用しているカフェが増えている

カフェの情報発信では、Instagramが中心になっている店舗が多くあります。写真との相性がよく、投稿からそのまま来店につながることもあります。
実際、次のような理由でSNSだけを運用しているケースは珍しくありません。
 ・開業時に費用を抑えたかった
 ・写真を投稿するだけなら続けやすい
 ・常連客とのやり取りがしやすい
 ・ホームページを作っても更新できる自信がない

これ自体は間違った判断ではありません。開業直後は、まず投稿を続けて認知を広げるほうが効果的な場面もあります。

一方で、運営を続けるうちに次のような困りごとが出てきます。
 ・営業時間の変更を投稿したが、過去の投稿に埋もれて伝わらない
 ・メニューと価格をまとめて見せる場所がない
 ・貸切やイベントの問い合わせが個別のメッセージで来て、対応が煩雑になる
 ・予約の受付方法が分かりにくく、電話が集中する
 ・求人を出したいが、店の情報をまとめて見せる場所がない

これらは、Instagramの仕組みが「流れていく情報」に向いているために起きます。

SNSとホームページの役割は違う

InstagramとホームページをSNS対ホームページで比べるのではなく、役割の違いで考えると整理しやすくなります。
Instagramが得意なこと
 ・新しいメニューや季節の様子を知らせる
 ・写真と短い文章で雰囲気を伝える
 ・既に知っている人との関係を続ける
 ・保存や共有で広がる

ホームページが得意なこと
 ・メニューと価格を一覧で確認できる
 ・営業時間、定休日、アクセスがいつでも同じ場所にある
 ・席の種類、利用シーン、貸切条件などをまとめて説明できる
 ・予約や問い合わせを受ける導線を用意できる
 ・検索から新しい人に見つけてもらえる

Instagramは知ってもらう入口、ホームページは確認して決めてもらう場所、という分担です。
特に、初めてその店を知った人は、行く前に営業時間とメニューを確認したいと考えます。この確認先がないと、来店の判断に時間がかかります。

プロフィールからの導線を設計する

Instagramから来店につなげるうえで、最も見直しやすいのがプロフィール部分です。
確認したい点は次のとおりです。
 ・プロフィール文に、エリアと店の特徴が入っているか
 ・営業時間と定休日が書かれているか
 ・リンク先が、必要な情報にたどり着けるページになっているか
 ・予約方法が明記されているか

リンク先については、トップページに送るだけでなく、行動につながるページを用意する方法もあります。たとえば、営業時間、メニュー、アクセス、予約をまとめた案内ページを作り、そこへ送る形です。

複数のリンクを掲載したい場合は、リンクをまとめる外部サービスを使う方法もありますが、自店のホームページ内に案内ページを用意しておけば、他社サービスの仕様変更に左右されずに済みます。

投稿とホームページの内容を分ける

同じ内容を両方に載せ続けると、更新の負担が増えます。次のように分けると続けやすくなります。
Instagramで発信する内容
 ・本日のケーキやドリンク
 ・季節限定メニューの告知
 ・店内の様子、スタッフの日常
 ・イベントの当日報告
 ・臨時休業などの急な連絡

ホームページに置いておく内容
 ・常設メニューと価格
 ・営業時間、定休日
 ・アクセス、駐車場、道順
 ・席数、席の種類、利用シーン
 ・貸切、イベント利用の条件
 ・よくある質問
 ・予約、問い合わせ
 ・採用情報

ホームページ側は、頻繁に変わらない情報を置く場所と考えると、更新の負担が抑えられます。季節メニューだけをお知らせ欄で更新する形にすれば、月に数回の更新で足ります。

監修者からのポイント

SNSとホームページは、どちらが優れているかではなく役割が違います。日々の発信はSNS、確認して決めてもらう情報はホームページ、と分けておくと運用の負担も減ります。

エクシードでは、カフェのホームページ制作と、SNSからの来店導線の設計に対応しています。Instagramのプロフィールから予約・来店までの流れ、メニューやアクセスの見せ方、更新しやすい構成までご提案します。SNS運用を来店につなげたい方は、お気軽にご相談ください。

営業時間: 10:00~19:00

予約と問い合わせの受け方を決める

カフェの場合、予約の受け方が決まっていないと、SNSのメッセージ、電話、フォームがばらばらに来て、対応が難しくなります。
先に、受付方法を決めて明記しておきます。
 ・予約が必要な場合と、不要な場合の区別
 ・何名から予約を受けるか
 ・貸切の条件(人数、時間帯、料金の考え方)
 ・予約の受付時間
 ・当日予約に対応するかどうか
 ・受付手段(電話、フォーム、予約サービス、LINEなど)

この内容をホームページにまとめておき、Instagramのプロフィールからそのページへ送る形にすると、個別のやり取りを減らせます。

営業中に対応しきれないメッセージが溜まると、返信の遅れが不満につながります。受付手段を絞ることは、来店者にとっても分かりやすくなります。

検索から見つけてもらう部分はホームページが担う

Instagramの投稿は、フォロワーや発見タブを通じて広がります。一方で、「地域名 カフェ ランチ」「地域名 電源 カフェ」といった検索から見つけてもらう部分は、ホームページやGoogleビジネスプロフィールが担います。
ホームページ側では、次のような情報をページとして整理しておくと、検索からの流入につながりやすくなります。
 ・地域名と店舗の立地に関する説明
 ・利用シーン別の案内(ランチ、勉強、打ち合わせ、子ども連れなど)
 ・メニューのカテゴリごとの説明
 ・アクセス方法と周辺情報

SNSと検索は、届く相手が違います。両方を持っておくことで、来店のきっかけが増えます。

続けられる運用に整える

SNSもホームページも、続けられなければ意味がありません。負担を抑えるために、次のような形にしておきます。
 ・撮影はまとめて行い、投稿とホームページの両方で使う
 ・ホームページのお知らせは月1〜2回でよい構成にする
 ・営業時間の変更は、ホームページとGoogleビジネスプロフィールを同時に直す
 ・更新の担当者を決める
 ・更新できない項目は最初から作らない

写真の使い回しは効率がよい方法です。撮影のときに、投稿用の縦位置と、ホームページ用の横位置を両方撮っておくと、後で困りません。

まとめ  

☆Instagramで知ってもらい、ホームページで決めてもらう

カフェのInstagram運用は、来店につながる導線とセットで考えると成果が見えやすくなります。

 ✓Instagramは日々の発信と雰囲気づくりを担当する

 ✓ホームページはメニュー、営業時間、アクセス、予約の確認先になる

 ✓プロフィールのリンク先を、行動につながるページにする

 ✓予約と問い合わせの受け方を決めて明記する

 ✓撮影と更新の手間をまとめて、続けられる形にする


投稿を頑張っているのに来店につながりにくいと感じている場合は、投稿内容より先に、投稿を見た人が次に取れる行動を確認してみることをおすすめします。

編集部コメント

投稿数を増やしても来店が伸びない場合、原因が投稿ではなく導線にあることがあります。プロフィールのリンク先で営業時間とメニュー、予約方法にたどり着けるかを、まず確認してみてください。

この記事の編集者

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C.Ogawara

大手食品メーカーにて約1年半、商品開発および営業業務に従事。市場ニーズを踏まえた企画提案や顧客対応を通じて、顧客視点を重視した課題解決力を培う。


その後、WEBディレクター兼SEOコンサルタントとして2年目のキャリアを歩み、他の一流コンサルタントの厳しくも愛のある指導のもと日々奮闘中。

ホームぺージ制作やSEO対策業務に携わり、検索流入の改善やコンテンツ制作を支援。 キーワード選定、記事構成の作成、リライトなどを通じて、検索意図に沿ったコンテンツ設計と継続的な改善に取り組んでいる。 毎日キーワード分析を行い、これまで分析したサイト数は業種業界を問わず200サイトを超え、最新トレンドや業界別の特徴や差別化要素を提案できることが最大の強み。

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