問い合わせフォームの通知メールや自動返信が届かない原因は、フォームの送信元設定と送信ドメイン認証にあることが多くあります。Googleのメール送信者のガイドラインと総務省の資料をもとに、SPF・DKIM・DMARCの役割と確認手順を整理します。
この記事の監修者
H.Yamashita
新卒で三井住友銀行に入行後、11年間幅広い業種業界・企業規模の法人を担当し、融資業務を中心としたコンサルタント業務に従事。子会社の信託銀行では、専務直属の新規事業企画室にて新規企画推進を担当。
銀行員キャリアのラストは本店営業部にて従事し、不動産・建設業界の上場企業を担当。
その後、WEBマーケティングに強みを有するスタートアップ企業に転職し、企業のあらゆるお悩みや課題を解決し、貢献したいという想いからコンサルタントとして独立、起業。
セールスライティング、WEBマーケティング、SEO、MEO、SNS、広報、WEBサイト制作など、財務や経営管理以外にも幅広い実績を有するオールラウンドな経歴を持つため、一気通貫であらゆるお悩みや課題の解決に貢献できる。
二人三脚スタイルの伴走型支援で当事者意識を持って高い熱量でサポートすることが強みであり特徴。クライアント数は140社超える。
「問い合わせが来ない」の中に「届いていない」が混ざっています
ホームページからの問い合わせが減ったとき、多くの会社はまずページの内容や導線を見直します。ただ、その前に確認したいのが、フォームから送られたメールがきちんと届いているかです。
フォームは送信完了画面が表示されていても、通知メールが迷惑メールフォルダに入っていたり、受信側で拒否されていたりすることがあります。お客様への自動返信が届かず、問い合わせたのに返事がないと思われているケースもあります。
原因の多くは、デザインや入力項目ではなく、メールの送信元の設定と送信ドメイン認証にあります。ここは画面を見ても分からないため、意識して確認しないと気づけません。
フォームは送信完了画面が表示されていても、通知メールが迷惑メールフォルダに入っていたり、受信側で拒否されていたりすることがあります。お客様への自動返信が届かず、問い合わせたのに返事がないと思われているケースもあります。
原因の多くは、デザインや入力項目ではなく、メールの送信元の設定と送信ドメイン認証にあります。ここは画面を見ても分からないため、意識して確認しないと気づけません。
Gmailの送信者ガイドラインで求められていること
Googleの「メール送信者のガイドライン」では、2024年2月1日以降、個人用Gmailアカウント(末尾が@gmail.comまたは@googlemail.com)にメールを送信するすべての送信者に、次のような要件が示されています。
・送信元ドメインにSPFまたはDKIMのメール認証を設定する
・送信元のドメインまたはIPに、有効なフォワードおよびリバースDNSレコードがある
・メールの送信にTLS接続を使用する
・Postmaster Toolsで報告される迷惑メール率を0.3%未満に維持する
・GmailのFrom:ヘッダーのなりすましをしない
1日あたり5,000件を超えて送信する場合は、SPFとDKIMの両方、DMARCの設定なども求められます。問い合わせフォームの送信件数が5,000件に届く会社は多くありませんが、すべての送信者向けの要件は件数にかかわらず対象です。
ガイドラインでは、認証されていないメールは迷惑メールに分類されたり、拒否されたりすることがあると説明されています。お客様の多くがGmailを使っている以上、自動返信が届くかどうかにも直結します。
・送信元ドメインにSPFまたはDKIMのメール認証を設定する
・送信元のドメインまたはIPに、有効なフォワードおよびリバースDNSレコードがある
・メールの送信にTLS接続を使用する
・Postmaster Toolsで報告される迷惑メール率を0.3%未満に維持する
・GmailのFrom:ヘッダーのなりすましをしない
1日あたり5,000件を超えて送信する場合は、SPFとDKIMの両方、DMARCの設定なども求められます。問い合わせフォームの送信件数が5,000件に届く会社は多くありませんが、すべての送信者向けの要件は件数にかかわらず対象です。
ガイドラインでは、認証されていないメールは迷惑メールに分類されたり、拒否されたりすることがあると説明されています。お客様の多くがGmailを使っている以上、自動返信が届くかどうかにも直結します。
SPF・DKIM・DMARCの役割
三つの仕組みは、メールが本当にそのドメインから送られたものかを受信側が確認するためのものです。
SPFは、そのドメインのメールを送ってよいサーバーを、DNSに登録しておく仕組みです。Googleのガイドラインでは、SPFレコードにはドメインのすべてのメール送信元を含める必要があり、含まれていない送信元からのメールは迷惑メールに分類される可能性が高くなると説明されています。
DKIMは、送信するメールに電子署名を付け、受信側が署名を検証する仕組みです。 DMARCは、SPFやDKIMの結果と、受信者が送信者として目にするヘッダーのFromのドメインが一致しているかを確認し、認証に失敗したメールをどう扱うかを送信側が宣言する仕組みです。総務省の会議資料として公開されている「DMARCガイドライン案」(2024年3月29日版)でも、DMARCはヘッダーFromとの整合性を確認する総合的な送信ドメイン認証技術と説明されています。
総務省の令和8年版情報通信白書によると、JPドメインでの導入状況は2025年12月時点でSPFが約89.6%、DMARCが約37.2%です。SPFは広く設定されている一方、DMARCはまだ設定していないドメインも多い状況です。
SPFは、そのドメインのメールを送ってよいサーバーを、DNSに登録しておく仕組みです。Googleのガイドラインでは、SPFレコードにはドメインのすべてのメール送信元を含める必要があり、含まれていない送信元からのメールは迷惑メールに分類される可能性が高くなると説明されています。
DKIMは、送信するメールに電子署名を付け、受信側が署名を検証する仕組みです。 DMARCは、SPFやDKIMの結果と、受信者が送信者として目にするヘッダーのFromのドメインが一致しているかを確認し、認証に失敗したメールをどう扱うかを送信側が宣言する仕組みです。総務省の会議資料として公開されている「DMARCガイドライン案」(2024年3月29日版)でも、DMARCはヘッダーFromとの整合性を確認する総合的な送信ドメイン認証技術と説明されています。
総務省の令和8年版情報通信白書によると、JPドメインでの導入状況は2025年12月時点でSPFが約89.6%、DMARCが約37.2%です。SPFは広く設定されている一方、DMARCはまだ設定していないドメインも多い状況です。
フォームで起きやすい3つの原因
一つ目は、送信元のアドレスにお客様のメールアドレスを使っている設定です。フォームによっては、通知メールのFromに、入力されたお客様のアドレスを入れるものがあります。たとえばお客様が@gmail.comのアドレスを入力した場合、自社のサーバーからGmailのアドレスを名乗ってメールを送ることになります。Googleのガイドラインでは、GmailのFrom:ヘッダーのなりすましはしないよう示されており、配信に影響する可能性があるとされています。送信元は自社ドメインのアドレスにし、お客様への返信先は別の方法で指定するのが基本です。
二つ目は、SPFに実際の送信元が含まれていない状態です。ホームページのサーバーとメールのサーバーが別の会社の場合や、フォームの送信に外部のメール配信サービスを使っている場合に起きます。サーバー移転やメールサービスの変更の後に、SPFの更新が漏れることもあります。
三つ目は、転送による認証の失敗です。総務省のDMARCガイドライン案では、転送されたメールはSPFの認証に失敗する場合があるため、SPFだけに頼らずDKIMにも対応したメールを送るべきとされています。通知先を個人のアドレスに転送している場合は、この影響も考えられます。
二つ目は、SPFに実際の送信元が含まれていない状態です。ホームページのサーバーとメールのサーバーが別の会社の場合や、フォームの送信に外部のメール配信サービスを使っている場合に起きます。サーバー移転やメールサービスの変更の後に、SPFの更新が漏れることもあります。
三つ目は、転送による認証の失敗です。総務省のDMARCガイドライン案では、転送されたメールはSPFの認証に失敗する場合があるため、SPFだけに頼らずDKIMにも対応したメールを送るべきとされています。通知先を個人のアドレスに転送している場合は、この影響も考えられます。
監修者からのポイント
フォームの不具合は、見た目では分からないところで起きます。公開時だけでなく、サーバー移転やメールサービスを変えたときにも、外部のアドレス宛てにテスト送信する習慣をつけておくと安心です。
エクシードでは、問い合わせフォームの設計から、通知メールの送信設定、公開後の着信確認までご支援しています。サーバーやドメインの管理会社との調整も含めて進め方をご提案します。フォームからの問い合わせが届いているか不安な方は、お気軽にご相談ください。
確認の手順
1.フォームから自社以外のアドレス(Gmailなど)宛てにテスト送信し、受信トレイに届くかを見る
2.届いたメールのヘッダー情報で、SPF、DKIM、DMARCの判定結果を確認する
3.通知メールと自動返信のFromが、自社ドメインのアドレスになっているかを確認する
4.自社ドメインのDNSに、SPF、DKIM、DMARCのレコードがあるかを、サーバーやドメインの管理会社に確認する
5.フォームの送信内容を、メールとは別に管理画面などへ保存できるかを確認する
5は、メールが届かなかったときの保険です。メールだけに頼らず、送信内容がどこかに残る仕組みにしておくと、取りこぼしに気づけます。
2.届いたメールのヘッダー情報で、SPF、DKIM、DMARCの判定結果を確認する
3.通知メールと自動返信のFromが、自社ドメインのアドレスになっているかを確認する
4.自社ドメインのDNSに、SPF、DKIM、DMARCのレコードがあるかを、サーバーやドメインの管理会社に確認する
5.フォームの送信内容を、メールとは別に管理画面などへ保存できるかを確認する
5は、メールが届かなかったときの保険です。メールだけに頼らず、送信内容がどこかに残る仕組みにしておくと、取りこぼしに気づけます。
よくある失敗
・送信完了画面が出ることだけを確認して、メールの着信を確認していない
・テスト送信を自社のアドレス宛てにしか行っていない
・サーバー移転やメールサービス変更の後に、DNSの設定を見直していない
・自動返信のFromが、お客様自身のアドレスになっている
・迷惑メールフォルダを確認する担当者が決まっていない
二つ目は見落とされがちです。自社宛てでは届いても、Gmailなど外部のサービス宛てでは迷惑メールに入る、ということがあります。
・テスト送信を自社のアドレス宛てにしか行っていない
・サーバー移転やメールサービス変更の後に、DNSの設定を見直していない
・自動返信のFromが、お客様自身のアドレスになっている
・迷惑メールフォルダを確認する担当者が決まっていない
二つ目は見落とされがちです。自社宛てでは届いても、Gmailなど外部のサービス宛てでは迷惑メールに入る、ということがあります。
まとめ
問い合わせメールが届かない問題で押さえたいポイントは次の通りです。
✓Gmailでは2024年2月1日以降、すべての送信者にSPFまたはDKIMの設定などが求められている
✓フォームの送信元にお客様のアドレスを使う設定は、配信に影響する可能性がある
✓テスト送信は外部のメールサービス宛てにも行い、送信内容はメール以外にも残す
各社のガイドラインは更新されることがあるため、設定前にGoogleなどの最新の公式情報を確認してください。DNSの変更はメール全体に影響するため、サーバーやドメインの管理会社と連携して進めることをおすすめします。
編集部コメント
問い合わせ数が急に減ったときは、ページの改善より先に、メールが届いているかを確認してください。送信内容が管理画面に残る仕組みにしておくと、原因の切り分けがしやすくなります。
この記事の編集者
C.Ogawara
大手食品メーカーにて約1年半、商品開発および営業業務に従事。市場ニーズを踏まえた企画提案や顧客対応を通じて、顧客視点を重視した課題解決力を培う。
その後、WEBディレクター兼SEOコンサルタントとして2年目のキャリアを歩み、他の一流コンサルタントの厳しくも愛のある指導のもと日々奮闘中。
ホームぺージ制作やSEO対策業務に携わり、検索流入の改善やコンテンツ制作を支援。 キーワード選定、記事構成の作成、リライトなどを通じて、検索意図に沿ったコンテンツ設計と継続的な改善に取り組んでいる。 毎日キーワード分析を行い、これまで分析したサイト数は業種業界を問わず200サイトを超え、最新トレンドや業界別の特徴や差別化要素を提案できることが最大の強み。
HPは会社の顔です。「安く、早く制作する」本当にそれで良いのでしょうか?
弊社はコンサルティング会社の強みを活かし、提案型・伴走型で、わかりやすく丁寧にサポートさせて頂きます。
HPは会社の顔です。「安く、早く制作する」本当にそれで良いのでしょうか?
弊社はコンサルティング会社の強みを活かし、提案型・伴走型で、わかりやすく丁寧にサポートさせて頂きます。
保守無料、分析ツール(ヒートマップ、GA4、サーチコンソール)設定無料、セキュリティ強化(SSL化、スパム対策)無料、マニュアル完備&レクチャー無料
内容が固まっていなくても、情報が整理されていなくても大丈夫です。まずは、お気軽にお問合せください!
-
フルオーダーメイドプラン
弊社WEBデザイナーによる完全オリジナルデザインをご提案させて頂きます。アニメーションも自由に設計が可能です。
ご発注から2ヶ月程度で制作が可能です。制作費はお問合せください。内容によりますが50万円(税別)が平均価格帯です。
※納品後の軽微修正(文言修正や写真入れ替えなど)や軽微不具合対応(表示崩れなど)は、無料で対応させて頂きます。
弊社の制作実績はこちらからご覧いただけます
https://exconsulting.co.jp/web-team/portfolio/
関連記事はこちらからご覧いただけます
ホームページのURL変更・サーバー移転|検索評価を落とさない移行手順
どこよりも丁寧に、二人三脚で伴走します!
共に成長し、共に成功を
「何から始めればいい?」「費用はどれくらい?」そんな疑問もお気軽にご相談ください。ご相談はもちろん、資料請求のみのお問い合わせも歓迎しております。無理な営業はいたしませんので、ご安心ください。
Access
Access
株式会社エクシードコンサルティング
| 住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座1-22-11 銀座大竹ビジデンス2階 Google MAPで確認 |
|---|---|
| 電話番号 |
03-6555-4439 |
| 営業時間 | 10:00~19:00 |
| 定休日 | 土、日、祝 |
| 代表者名 | 山下 普之 |
| 設立日 | 2021年2月5日 |
財務支援やWebマーケティングを中心に、多様な課題解決をサポートしております。お客様ごとの状況を丁寧にヒアリングし、最適な施策をご提案いたします。
Contact
お問い合わせ
Contact
お問い合わせ
ご入力の上、次へボタンをクリックしてください。
Related
関連記事
Related
関連記事
-
2026.05.15東京 | ホームページ制作
-
2026.06.18学習塾・スクールのホームページ制作|体験申込を増やす導線と信頼づくり
-
2026.08.03運送会社のホームページ制作費用|相場の見方と見積もりで確認したい項目
-
2026.06.07補助金を使ったホームページ制作とは?対象になりうる制度と申請前の注意点
-
2026.06.09ホームページ制作の契約で確認すべきこと|著作権・データの所有権・解約時の注意点
-
2026.06.12AI時代のホームページ制作|中小企業サイトで見直すべき情報設計
-
2026.06.13BtoB企業のホームページ制作|問い合わせにつながるサービスページと事例の見せ方
-
2026.06.15製造業のホームページ制作|技術力・設備・対応範囲を伝えるコンテンツ設計
-
2026.06.17介護・福祉施設のホームページ制作|安心感と問い合わせにつながる情報設計
-
2026.05.28ホームページ制作会社の選び方|中小企業が失敗しないための比較ポイント
-
2026.06.30問い合わせフォーム改善のポイント|入力項目・導線・離脱防止の考え方
-
2026.06.24不動産会社のホームページ制作|地域情報と物件導線で問い合わせを増やす方法
-
2026.06.23建設業・工務店のホームページ制作|施工実績と問い合わせ導線の作り方
-
2026.06.22士業事務所のホームページ制作|相談につながる専門性と信頼の見せ方
-
2026.03.30士業向け東京ホームページ制作|信頼感を高める7法則
-
2026.05.14会社設立とホームページ制作はセットで頼める?相場と進め方
-
2026.06.25飲食店・店舗ビジネスのホームページ制作|予約・来店につながる情報設計