スマホサイトの固定CTA設計について解説します。電話、LINE、問い合わせフォーム、無料相談ボタンなどをどのように配置すべきか、ユーザーが押しやすく、本文を邪魔しない導線設計のポイントを紹介します。

この記事の監修者

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H.Yamashita

新卒で三井住友銀行に入行後、11年間幅広い業種業界・企業規模の法人を担当し、融資業務を中心としたコンサルタント業務に従事。子会社の信託銀行では、専務直属の新規事業企画室にて新規企画推進を担当。

銀行員キャリアのラストは本店営業部にて従事し、不動産・建設業界の上場企業を担当。


その後、WEBマーケティングに強みを有するスタートアップ企業に転職し、企業のあらゆるお悩みや課題を解決し、貢献したいという想いからコンサルタントとして独立、起業。

セールスライティング、WEBマーケティング、SEO、MEO、SNS、広報、WEBサイト制作など、財務や経営管理以外にも幅広い実績を有するオールラウンドな経歴を持つため、一気通貫であらゆるお悩みや課題の解決に貢献できる。

二人三脚スタイルの伴走型支援で当事者意識を持って高い熱量でサポートすることが強みであり特徴。クライアント数は140社超える。


スマホでは問い合わせ導線の見え方が重要

ホームページをスマホで見るユーザーは、画面が小さい中で情報を確認します。PCではヘッダーやサイドバーに問い合わせボタンを置けても、スマホではスクロールしているうちにボタンが見えなくなることがあります。
そのため、スマホでは固定CTAが使われることがあります。固定CTAとは、画面下部や上部に常に表示される問い合わせボタンのことです。

固定CTAを適切に設計すると、ユーザーが相談したいと思ったタイミングで、すぐに電話、LINE、問い合わせフォームへ進めます。一方で、表示が大きすぎる、ボタンが多すぎる、本文を邪魔する場合は、かえって使いにくくなることがあります。

固定CTAでよく使われる導線

スマホ固定CTAでよく使われる導線は次の通りです。  
 ・電話 
 ・問い合わせフォーム 
 ・LINE 
 ・無料相談 
 ・資料請求 
 ・予約 
 ・見積もり相談

どの導線を置くべきかは、業種や問い合わせの流れによって異なります。

たとえば、緊急性の高いサービスや地域密着型の店舗では電話ボタンが重要です。美容室や整体院では予約導線が重要になることがあります。BtoB企業やホームページ制作会社では、問い合わせフォームや無料相談の導線が適している場合があります。

固定CTAは、ユーザーにとって「次に何をすればよいか」を明確にするためのものです。会社側が使ってほしい手段だけでなく、ユーザーが使いやすい手段も考える必要があります。

ボタンを増やしすぎない

スマホ固定CTAでよくある失敗は、ボタンを増やしすぎることです。電話、LINE、問い合わせ、資料請求、予約をすべて横並びにすると、1つひとつのボタンが小さくなり、押しにくくなります。
基本的には、固定表示するCTAは1〜3個程度に絞ると使いやすくなります。
例:電話 / お問い合わせ 
  LINE / 予約 
  無料相談 / 見積もり相談 
  電話 / LINE / フォーム

どのボタンを選ぶかは、実際の問い合わせ経路をもとに決めます。電話が多い業種なら電話を優先し、フォームから相談内容を確認したい業種ならフォームを優先します。
また、固定CTAにすべてを入れず、詳細な導線はメニュー内やページ下部に置く方法もあります。

ボタン文言は短く分かりやすくする

スマホの固定CTAでは、ボタン内に入れられる文字数が限られます。長い文言は途中で切れたり、文字が小さくなったりします。 使いやすい文言の例は次の通りです。  
 ・電話する 
 ・LINE相談 
 ・無料相談 
 ・見積もり 
 ・予約する 
 ・問い合わせ 
 ・資料請求

一方で、抽象的な文言は避けた方がよい場合があります。「詳しくはこちら」だけでは、何ができるボタンか分かりません。 ボタン文言は、ユーザーの行動がすぐ分かる言葉にします。特にスマホでは、短くても意味が伝わることが重要です。

監修者からのポイント

スマホでは、問い合わせボタンが見つけにくいだけで機会損失につながります。一方で、固定CTAが大きすぎると本文が読みづらくなります。行動しやすさと読みやすさのバランスを見ながら設計することが重要です。

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本文を邪魔しない高さにする

固定CTAは便利ですが、画面の一部を常に占有します。高さが大きすぎると、本文が読みづらくなります。特にスマホでは、下部固定ボタンが大きすぎると、画面の圧迫感が強くなります。
固定CTAを設計するときは、次の点を確認します。  
 ・ボタンが本文を隠していないか 
 ・画面の下部を占有しすぎていないか 
 ・タップしやすい高さがあるか 
 ・閉じる必要があるか 
 ・フッターと重なっていないか

高さを抑えつつ押しやすくするには、アイコンと短いテキストを組み合わせる方法があります。電話アイコン、吹き出しアイコン、メールアイコンなどを使うと、文字数を減らしながら意味を伝えやすくなります。

ページ内容とCTAを合わせる

すべてのページで同じ固定CTAを出す方法もありますが、ページ内容によってCTAを変えた方がよい場合もあります。
たとえば、料金ページでは「見積もり相談」、事例ページでは「同じような事例を相談する」、FAQページでは「不明点を相談する」のように、ページの文脈に合わせると自然です。

ただし、ページごとにCTAを細かく変えすぎると管理が大変になります。最初は共通の固定CTAを作り、重要なページだけ文言や導線を変える方法が現実的です。
ホームページ制作会社であれば、次のような分け方が考えられます。
 ・トップページ:無料相談 
 ・料金ページ:見積もり相談 
 ・事例ページ:制作事例を相談 
 ・FAQページ:不明点を相談 
 ・ブログ記事:Web集客の相談

ページ内容とCTAが合っていると、ユーザーは自然に次の行動へ進みやすくなります。

電話・LINE・フォームの使い分け

固定CTAに複数の問い合わせ手段を置く場合、それぞれの役割を分けることが重要です。
電話は、すぐ相談したい人に向いています。急ぎの問い合わせや、話した方が早い内容では有効です。 LINEは、気軽に相談したい人に向いています。ただし、LINE運用体制が整っていない場合は、返信遅れが不満につながることがあります。

問い合わせフォームは、内容を整理して受け取りたい場合に向いています。見積もり依頼や制作相談など、確認事項が多いサービスでは有効です。
どの導線もメリットがありますが、受ける側の運用体制と合っていないと機能しません。固定CTAを作る前に、誰が対応するか、どの時間帯に返信するか、どの情報を受け取るかを決めておく必要があります。

計測して改善する

固定CTAは、設置して終わりではありません。クリック数や問い合わせ数を見て改善します。
確認したい指標は次の通りです。  
 ・電話ボタンのタップ数 
 ・LINEボタンのクリック数 
 ・問い合わせフォームへの遷移数 
 ・フォーム完了数 
 ・ページごとのCTAクリック率 
 ・スクロール率 
 ・離脱率

クリックは多いのに問い合わせが少ない場合、フォームやLINEの先に問題があるかもしれません。CTAが押されていない場合、ボタンの文言、位置、色、表示タイミングを見直します。 感覚だけで判断せず、数値を見ながら改善することが大切です。

スマホ固定CTAのチェック項目

スマホ固定CTAを確認するときは、次の点を見ます。  
 ・ボタンの数が多すぎないか 
 ・文言が短く分かりやすいか  
 ・タップしやすいサイズか 
 ・本文を邪魔していないか 
 ・電話番号がタップ発信できるか 
 ・LINEやフォームの遷移先が正しいか 
 ・受付時間や返信目安が分かるか 
 ・ページ内容とCTAが合っているか 
 ・クリック計測ができているか 
 ・フッターやCookie表示と重なっていないか

スマホ固定CTAは、問い合わせ導線を強化する一方で、使い方を間違えると読みにくさにつながります。押しやすさと読みやすさの両方を確認することが重要です。

まとめ  

スマホ固定CTAは、ユーザーが相談したいと思った瞬間に行動できる導線を作るための重要な要素です。電話、LINE、問い合わせフォーム、予約など、業種や運用体制に合わせて最適な導線を選ぶ必要があります。


ボタンを増やしすぎず、文言を短く分かりやすくし、本文を邪魔しない形で配置することで、スマホでの問い合わせ導線を改善できます。設置後はクリック数や問い合わせ数を計測し、継続的に見直すことが大切です。

編集部コメント

この記事では、スマホ固定CTAの考え方を整理しました。電話、LINE、フォームのどれを優先するかは業種や対応体制によって変わるため、設置前に運用面も確認しておくことが大切です。

この記事の編集者

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C.Ogawara

大手食品メーカーにて約1年半、商品開発および営業業務に従事。市場ニーズを踏まえた企画提案や顧客対応を通じて、顧客視点を重視した課題解決力を培う。


その後、WEBディレクター兼SEOコンサルタントとして2年目のキャリアを歩み、他の一流コンサルタントの厳しくも愛のある指導のもと日々奮闘中。

ホームぺージ制作やSEO対策業務に携わり、検索流入の改善やコンテンツ制作を支援。 キーワード選定、記事構成の作成、リライトなどを通じて、検索意図に沿ったコンテンツ設計と継続的な改善に取り組んでいる。 毎日キーワード分析を行い、これまで分析したサイト数は業種業界を問わず200サイトを超え、最新トレンドや業界別の特徴や差別化要素を提案できることが最大の強み。

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