お客様の声や口コミをホームページやSNSに掲載するとき、2023年10月1日から施行されたステルスマーケティング規制の対象になるかを確認する必要があります。規制対象は誰か、広告と分かる表示とは何かを消費者庁の情報をもとに整理します。
この記事の監修者
H.Yamashita
新卒で三井住友銀行に入行後、11年間幅広い業種業界・企業規模の法人を担当し、融資業務を中心としたコンサルタント業務に従事。子会社の信託銀行では、専務直属の新規事業企画室にて新規企画推進を担当。
銀行員キャリアのラストは本店営業部にて従事し、不動産・建設業界の上場企業を担当。
その後、WEBマーケティングに強みを有するスタートアップ企業に転職し、企業のあらゆるお悩みや課題を解決し、貢献したいという想いからコンサルタントとして独立、起業。
セールスライティング、WEBマーケティング、SEO、MEO、SNS、広報、WEBサイト制作など、財務や経営管理以外にも幅広い実績を有するオールラウンドな経歴を持つため、一気通貫であらゆるお悩みや課題の解決に貢献できる。
二人三脚スタイルの伴走型支援で当事者意識を持って高い熱量でサポートすることが強みであり特徴。クライアント数は140社超える。
規制の対象は「発信した人」ではなく「事業者」です
お客様の声や口コミは、問い合わせ前の不安を減らす有効なコンテンツです。一方で、2023年10月1日から、いわゆるステルスマーケティングが景品表示法違反となる対象に加わりました。
消費者庁の説明では、規制の対象となるのは商品・サービスを供給する事業者、つまり広告主です。企業から広告・宣伝の依頼を受けたインフルエンサー等の第三者は規制の対象とはならない、と明記されています。
ここは誤解されやすい部分です。「依頼した相手が書いたのだから、うちの責任ではない」とはなりません。逆です。責任を問われるのは依頼した側の事業者です。
消費者庁の説明では、規制の対象となるのは商品・サービスを供給する事業者、つまり広告主です。企業から広告・宣伝の依頼を受けたインフルエンサー等の第三者は規制の対象とはならない、と明記されています。
ここは誤解されやすい部分です。「依頼した相手が書いたのだから、うちの責任ではない」とはなりません。逆です。責任を問われるのは依頼した側の事業者です。
対象になる表示の考え方
消費者庁の説明では、対象となるのは「広告であって、一般消費者が広告であることを分からないもの」です。SNS投稿やレビュー投稿を含むインターネット上の表示のほか、テレビ、新聞、ラジオ、雑誌等も含まれるとされています。
背景として、消費者は企業の広告には誇張が含まれると認識しているものの、広告と気づかない場合は第三者の感想と誤認し、自主的かつ合理的に商品・サービスを選ぶことができなくなるおそれがある、という考え方が示されています。
自社ホームページの「お客様の声」ページは、その媒体自体が自社の発信であることが明らかなため、通常は事業者の表示であると分かる形になっています。判断が難しくなるのは、自社サイトの外へ出ていくときです。第三者の個人アカウントとして投稿してもらう場合や、レビューサイトへの投稿を依頼する場合が典型例です。
背景として、消費者は企業の広告には誇張が含まれると認識しているものの、広告と気づかない場合は第三者の感想と誤認し、自主的かつ合理的に商品・サービスを選ぶことができなくなるおそれがある、という考え方が示されています。
自社ホームページの「お客様の声」ページは、その媒体自体が自社の発信であることが明らかなため、通常は事業者の表示であると分かる形になっています。判断が難しくなるのは、自社サイトの外へ出ていくときです。第三者の個人アカウントとして投稿してもらう場合や、レビューサイトへの投稿を依頼する場合が典型例です。
実務で線引きが必要になる場面
次のような場面では、事前に確認しておいたほうが安全です。
・依頼して書いてもらった投稿を、依頼した事実を示さずに掲載する
・割引や特典と引き換えに、良い内容の口コミを書くよう求める
・従業員や関係者が、一般利用者を装ってレビューを投稿する
・自社サイトへ第三者の投稿を転載する際に、依頼したものと自然発生のものを区別しない
一方で、実際に利用したお客様に感想を伺い、自社のホームページに「お客様の声」として掲載する行為そのものが禁じられているわけではありません。問題になるのは、事業者の表示であることが分からない形にすることです。
・依頼して書いてもらった投稿を、依頼した事実を示さずに掲載する
・割引や特典と引き換えに、良い内容の口コミを書くよう求める
・従業員や関係者が、一般利用者を装ってレビューを投稿する
・自社サイトへ第三者の投稿を転載する際に、依頼したものと自然発生のものを区別しない
一方で、実際に利用したお客様に感想を伺い、自社のホームページに「お客様の声」として掲載する行為そのものが禁じられているわけではありません。問題になるのは、事業者の表示であることが分からない形にすることです。
作成前に準備するもの
1. 掲載したい声を、自然に寄せられたものと、依頼して書いてもらったものに分ける
2. 依頼したものについては、依頼した事実が読者に分かる表示にする
3. 掲載の許可を、本人から書面またはメールで取る
4. 内容の編集をどこまで行うかを決める(誤字修正までか、要約まで許すか)
5. 掲載期間と、掲載を取り下げる場合の連絡先を決める
3の許可取得は、法令とは別に、後々のトラブルを避けるために必要な手順です。顔写真や実名を出す場合はとくに重要です。
2. 依頼したものについては、依頼した事実が読者に分かる表示にする
3. 掲載の許可を、本人から書面またはメールで取る
4. 内容の編集をどこまで行うかを決める(誤字修正までか、要約まで許すか)
5. 掲載期間と、掲載を取り下げる場合の連絡先を決める
3の許可取得は、法令とは別に、後々のトラブルを避けるために必要な手順です。顔写真や実名を出す場合はとくに重要です。
監修者からのポイント
お客様の声は、載せ方より集め方で決まります。どういう経路で得た声なのかを整理しておけば、見せ方の判断は難しくありません。
エクシードでは、お客様の声や事例ページの設計をご支援しています。掲載の進め方から、許可取得の運用、公開後の見直しまで含めてご提案します。今あるページが問題ないか気になる方は、お気軽にご相談ください。
よくある失敗
・良い内容だけを選んで並べ、実態と印象がずれる
・掲載許可を口頭で済ませ、記録が残っていない
・何年も前の声が、現在の内容として掲載されたまま残っている
・「効果には個人差があります」と書けば何でも許されると考えている
・見返りを示して口コミを依頼している
最後の点については、Googleビジネスプロフィールのポリシー側でも留意が必要です。口コミの依頼は、実際の体験に基づく投稿を促す範囲にとどめる方針で運用してください。
・掲載許可を口頭で済ませ、記録が残っていない
・何年も前の声が、現在の内容として掲載されたまま残っている
・「効果には個人差があります」と書けば何でも許されると考えている
・見返りを示して口コミを依頼している
最後の点については、Googleビジネスプロフィールのポリシー側でも留意が必要です。口コミの依頼は、実際の体験に基づく投稿を促す範囲にとどめる方針で運用してください。
公開後の運用で見るポイント
お客様の声は、増やすことよりも、古くならないようにすることのほうが難しいページです。掲載日を入れておくと、読者にとっても社内にとっても判断しやすくなります。
制度の運用基準は見直される可能性があります。個別のケースが規制に当たるかどうかの最終的な判断は、消費者庁の公式情報を確認したうえで、必要に応じて弁護士など専門家へご相談ください。
制度の運用基準は見直される可能性があります。個別のケースが規制に当たるかどうかの最終的な判断は、消費者庁の公式情報を確認したうえで、必要に応じて弁護士など専門家へご相談ください。
制作会社へ依頼するときに伝えること
制作会社へ依頼する場合は、次の情報を先に渡すと進行が早くなります。
・掲載したい声の入手経路(自然に届いたものか、依頼したものか)
・実名、顔写真、社名の公開可否
・掲載許可を取得済みかどうか
・編集をどこまで許容するか
公開後に誰が、どの頻度で見直すか 入手経路を最初に共有しておくと、表示の作り方まで含めて設計できます。
・掲載したい声の入手経路(自然に届いたものか、依頼したものか)
・実名、顔写真、社名の公開可否
・掲載許可を取得済みかどうか
・編集をどこまで許容するか
公開後に誰が、どの頻度で見直すか 入手経路を最初に共有しておくと、表示の作り方まで含めて設計できます。
まとめ
お客様の声・口コミ掲載で押さえたいポイントは次の通りです。
✓規制対象は広告主である事業者。依頼を受けた第三者は対象外とされている
✓問題になるのは、広告であることが一般消費者に分からない形にすること
✓掲載許可の取得と、掲載日の管理は法令とは別に必要な実務
お客様の声は、正しく運用すれば強い信頼材料になります。入手経路を整理し、事業者の表示であると分かる形で見せることが出発点です。
編集部コメント
掲載日を入れておくと、古い声が残ったままになることを防げます。年に一度は棚卸しをする運用にしておくと安心です。
この記事の編集者
C.Ogawara
大手食品メーカーにて約1年半、商品開発および営業業務に従事。市場ニーズを踏まえた企画提案や顧客対応を通じて、顧客視点を重視した課題解決力を培う。
その後、WEBディレクター兼SEOコンサルタントとして2年目のキャリアを歩み、他の一流コンサルタントの厳しくも愛のある指導のもと日々奮闘中。
ホームぺージ制作やSEO対策業務に携わり、検索流入の改善やコンテンツ制作を支援。 キーワード選定、記事構成の作成、リライトなどを通じて、検索意図に沿ったコンテンツ設計と継続的な改善に取り組んでいる。 毎日キーワード分析を行い、これまで分析したサイト数は業種業界を問わず200サイトを超え、最新トレンドや業界別の特徴や差別化要素を提案できることが最大の強み。
HPは会社の顔です。「安く、早く制作する」本当にそれで良いのでしょうか?
弊社はコンサルティング会社の強みを活かし、提案型・伴走型で、わかりやすく丁寧にサポートさせて頂きます。
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保守無料、分析ツール(ヒートマップ、GA4、サーチコンソール)設定無料、セキュリティ強化(SSL化、スパム対策)無料、マニュアル完備&レクチャー無料
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| 電話番号 |
03-6555-4439 |
| 営業時間 | 10:00~19:00 |
| 定休日 | 土、日、祝 |
| 代表者名 | 山下 普之 |
| 設立日 | 2021年2月5日 |
財務支援やWebマーケティングを中心に、多様な課題解決をサポートしております。お客様ごとの状況を丁寧にヒアリングし、最適な施策をご提案いたします。
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