制作会社の乗り換えで移行が止まる原因は、ドメインやサーバー、管理画面の名義と権限が不明なことです。JPドメインの指定事業者変更の流れと、Search Console・GA4・Googleビジネスプロフィールの権限の確認方法を整理します。
この記事の監修者
H.Yamashita
新卒で三井住友銀行に入行後、11年間幅広い業種業界・企業規模の法人を担当し、融資業務を中心としたコンサルタント業務に従事。子会社の信託銀行では、専務直属の新規事業企画室にて新規企画推進を担当。
銀行員キャリアのラストは本店営業部にて従事し、不動産・建設業界の上場企業を担当。
その後、WEBマーケティングに強みを有するスタートアップ企業に転職し、企業のあらゆるお悩みや課題を解決し、貢献したいという想いからコンサルタントとして独立、起業。
セールスライティング、WEBマーケティング、SEO、MEO、SNS、広報、WEBサイト制作など、財務や経営管理以外にも幅広い実績を有するオールラウンドな経歴を持つため、一気通貫であらゆるお悩みや課題の解決に貢献できる。
二人三脚スタイルの伴走型支援で当事者意識を持って高い熱量でサポートすることが強みであり特徴。クライアント数は140社超える。
乗り換えで止まるのは、デザインではなく「鍵」です
ホームページ制作会社を変えたいと考えたとき、多くの方が最初に気にするのは新しいデザインや費用です。ただ、実際に移行が止まる原因は別のところにあります。ドメイン、サーバー、CMSの管理画面、Googleの各種アカウントが、誰の名義で、誰が操作できる状態になっているかがわからないことです。
これらは、いわば家の鍵にあたります。鍵を前の制作会社だけが持っている状態では、新しい制作会社がどれだけ準備をしても、公開の切り替えができません。
現在の制作会社に連絡する前に、自社で何を把握していて、何を把握していないかを整理しておくと、引き継ぎを落ち着いて進められます。
これらは、いわば家の鍵にあたります。鍵を前の制作会社だけが持っている状態では、新しい制作会社がどれだけ準備をしても、公開の切り替えができません。
現在の制作会社に連絡する前に、自社で何を把握していて、何を把握していないかを整理しておくと、引き継ぎを落ち着いて進められます。
引き継ぐものを4つに分けて考える
引き継ぎの対象は、次の4つに分けると整理しやすくなります。
1.ドメインとDNSの設定(サイトやメールの住所にあたる部分)
2.サーバー(サイトのデータやメールを置いている場所)
3.CMSや管理画面(WordPressなどの更新画面、FTPなどの接続情報)
4.計測と集客のアカウント(Search Console、Googleアナリティクス、Googleビジネスプロフィール、広告アカウントなど)
それぞれについて、契約者は誰か、ログインできる人は誰か、費用は誰が支払っているかを一覧にしてください。ここで「わからない」が残った項目が、前の制作会社に確認すべき項目です。
注意したいのは、ドメインとメールがつながっている点です。ドメインのDNS設定を切り替えると、同じドメインで使っているメールにも影響する場合があります。サイトだけのつもりで作業を進めないよう、メールの利用状況も一覧に含めておいてください。
1.ドメインとDNSの設定(サイトやメールの住所にあたる部分)
2.サーバー(サイトのデータやメールを置いている場所)
3.CMSや管理画面(WordPressなどの更新画面、FTPなどの接続情報)
4.計測と集客のアカウント(Search Console、Googleアナリティクス、Googleビジネスプロフィール、広告アカウントなど)
それぞれについて、契約者は誰か、ログインできる人は誰か、費用は誰が支払っているかを一覧にしてください。ここで「わからない」が残った項目が、前の制作会社に確認すべき項目です。
注意したいのは、ドメインとメールがつながっている点です。ドメインのDNS設定を切り替えると、同じドメインで使っているメールにも影響する場合があります。サイトだけのつもりで作業を進めないよう、メールの利用状況も一覧に含めておいてください。
ドメインは「登録者」と「管理事業者」を分けて確認する
ドメインには、持ち主にあたる登録者と、登録や更新の手続きを取り次ぐ事業者がいます。JPドメイン名を管理するJPRSの説明では、登録者はドメイン名を登録した組織や人を指し、登録者は新規登録の際に指定事業者を経由して手続きを行います。その指定事業者を管理指定事業者と呼び、各ドメイン名の管理指定事業者は1社のみです。
つまり、確認すべきことは2つあります。登録者が自社になっているか、そして管理指定事業者はどこか、です。制作会社の名義で登録されている場合は、管理事業者を移すだけでなく、登録者そのものの変更(ドメイン名の移転)が必要になるかを、管理事業者に確認することになります。
JPRSでは、JPドメイン名の登録情報の一部をJPRS WHOISで公開しています。ただし登録者情報を非表示にする設定もあるため、WHOISの表示だけで判断せず、管理事業者の契約情報でも確認してください。
管理指定事業者を変更する手続きには、認証コード(AuthCode)が必要です。JPRSの説明では、登録者が変更元の指定事業者に認証コードを確認し、変更先の指定事業者に申し込みます。その後、変更元の指定事業者から登録者へ意思確認があり、承認されると手続きが完了します。
認証コードには有効期限があり、JPRSが生成した日の翌日を1日目とした35日後の23時59分59秒までです。また、指定事業者変更ロックが設定されている場合は、手続きの前に解除が必要です。JPRSは、手続きの開始から終了まで数日程度かかる場合があるとしていますので、公開日の直前に始めないようにしてください。
なお、ここで説明した流れは、JPドメイン名と、JPRSが管理レジストラとなっている一部のgTLD等ドメイン名についてのものです。それ以外の事業者で管理している.comなどのドメインは、手続きや必要なものが異なる場合があるため、管理事業者に確認してください。
つまり、確認すべきことは2つあります。登録者が自社になっているか、そして管理指定事業者はどこか、です。制作会社の名義で登録されている場合は、管理事業者を移すだけでなく、登録者そのものの変更(ドメイン名の移転)が必要になるかを、管理事業者に確認することになります。
JPRSでは、JPドメイン名の登録情報の一部をJPRS WHOISで公開しています。ただし登録者情報を非表示にする設定もあるため、WHOISの表示だけで判断せず、管理事業者の契約情報でも確認してください。
管理指定事業者を変更する手続きには、認証コード(AuthCode)が必要です。JPRSの説明では、登録者が変更元の指定事業者に認証コードを確認し、変更先の指定事業者に申し込みます。その後、変更元の指定事業者から登録者へ意思確認があり、承認されると手続きが完了します。
認証コードには有効期限があり、JPRSが生成した日の翌日を1日目とした35日後の23時59分59秒までです。また、指定事業者変更ロックが設定されている場合は、手続きの前に解除が必要です。JPRSは、手続きの開始から終了まで数日程度かかる場合があるとしていますので、公開日の直前に始めないようにしてください。
なお、ここで説明した流れは、JPドメイン名と、JPRSが管理レジストラとなっている一部のgTLD等ドメイン名についてのものです。それ以外の事業者で管理している.comなどのドメインは、手続きや必要なものが異なる場合があるため、管理事業者に確認してください。
監修者からのポイント
制作会社の乗り換えで時間がかかりやすいのは、名義と権限の確認です。解約の話を始める前に一覧を作っておくと、前の制作会社とのやりとりも短く済みます。
エクシードでは、ホームページのリニューアルを、目的の整理から公開後の運用までご支援しています。ドメインやサーバー、Googleの各種アカウントの名義確認から、移行の順番づくりまで一緒に整理します。前の制作会社とのやりとりで何を依頼すればよいかわからない段階でも、お気軽にご相談ください。
Googleの各種アカウントは「所有者」と「管理者」を確認する
Search Console、Googleアナリティクス(GA4)、Googleビジネスプロフィールは、権限の種類ごとにできることが決まっています。自社が閲覧だけできる状態では、引き継ぎとしては不十分です。
Search Consoleには、所有者とユーザーという2種類の役割があります。他のユーザーに権限を付与できるのはプロパティの所有者のみで、所有者には、確認トークンで所有権を確認した確認済み所有者と、確認済み所有者から権限を付与された委任された所有者があります。確認済み所有者を削除するには、サイトからトークンを削除する必要がある点にも注意してください。
GA4の役割は、管理者、編集者、マーケティング担当者、アナリスト、閲覧者の5つです。ユーザーの追加や削除、役割の割り当てができるのは管理者です。
Googleビジネスプロフィールには、オーナーと管理者があります。ユーザーの追加と削除、プロフィールの削除ができるのはオーナーで、メインのオーナーは1人のみです。Googleのヘルプでは、新たにオーナーや管理者になってから7日ほどは、メインのオーナー権限の譲渡など一部の操作ができないとされています。乗り換えの日程には、この待ち時間も見込んでおいてください。
いずれも、自社のGoogleアカウントに最上位の権限があり、そのうえで制作会社に必要な範囲の権限を付与する形が基本です。
Search Consoleには、所有者とユーザーという2種類の役割があります。他のユーザーに権限を付与できるのはプロパティの所有者のみで、所有者には、確認トークンで所有権を確認した確認済み所有者と、確認済み所有者から権限を付与された委任された所有者があります。確認済み所有者を削除するには、サイトからトークンを削除する必要がある点にも注意してください。
GA4の役割は、管理者、編集者、マーケティング担当者、アナリスト、閲覧者の5つです。ユーザーの追加や削除、役割の割り当てができるのは管理者です。
Googleビジネスプロフィールには、オーナーと管理者があります。ユーザーの追加と削除、プロフィールの削除ができるのはオーナーで、メインのオーナーは1人のみです。Googleのヘルプでは、新たにオーナーや管理者になってから7日ほどは、メインのオーナー権限の譲渡など一部の操作ができないとされています。乗り換えの日程には、この待ち時間も見込んでおいてください。
いずれも、自社のGoogleアカウントに最上位の権限があり、そのうえで制作会社に必要な範囲の権限を付与する形が基本です。
よくある失敗
・前の制作会社との契約を先に解約し、その後にドメインやサーバーの名義がわからなくなる
・ドメインだけを移し、同じドメインで使っているメールの設定を確認していない
・認証コードを受け取ったまま時間が経ち、有効期限が切れる
・Search ConsoleやGA4に、制作会社の担当者個人のアカウントしか所有者や管理者がいない
・Googleビジネスプロフィールのメインのオーナーが退職者の個人アカウントのままになっている
一つ目は特に避けたい失敗です。契約の終了日と、各種の名義変更が終わる日の順番を先に決めてから、解約の連絡をしてください。
・ドメインだけを移し、同じドメインで使っているメールの設定を確認していない
・認証コードを受け取ったまま時間が経ち、有効期限が切れる
・Search ConsoleやGA4に、制作会社の担当者個人のアカウントしか所有者や管理者がいない
・Googleビジネスプロフィールのメインのオーナーが退職者の個人アカウントのままになっている
一つ目は特に避けたい失敗です。契約の終了日と、各種の名義変更が終わる日の順番を先に決めてから、解約の連絡をしてください。
まとめ
ホームページ制作会社を乗り換えるときに押さえたいポイントは次の通りです。
✓引き継ぎの対象は、ドメイン、サーバー、管理画面、計測と集客のアカウントの4つに分けて確認する
✓ドメインは登録者と管理指定事業者を分けて確認し、指定事業者変更には有効期限のある認証コードが必要
✓Googleの各種アカウントは、自社に所有者やオーナー、管理者の権限があるかを確認する
乗り換えは、鍵の持ち主を確かめるところから始まります。解約の連絡より先に、名義と権限の一覧を作っておいてください。
編集部コメント
ドメインやGoogleの各種手続きは、仕様や画面が変わることがあります。実際の手続きの前に、JPRSや管理事業者、Googleのヘルプで最新の情報を確認してください。
この記事の編集者
C.Ogawara
大手食品メーカーにて約1年半、商品開発および営業業務に従事。市場ニーズを踏まえた企画提案や顧客対応を通じて、顧客視点を重視した課題解決力を培う。
その後、WEBディレクター兼SEOコンサルタントとして2年目のキャリアを歩み、他の一流コンサルタントの厳しくも愛のある指導のもと日々奮闘中。
ホームぺージ制作やSEO対策業務に携わり、検索流入の改善やコンテンツ制作を支援。 キーワード選定、記事構成の作成、リライトなどを通じて、検索意図に沿ったコンテンツ設計と継続的な改善に取り組んでいる。 毎日キーワード分析を行い、これまで分析したサイト数は業種業界を問わず200サイトを超え、最新トレンドや業界別の特徴や差別化要素を提案できることが最大の強み。
HPは会社の顔です。「安く、早く制作する」本当にそれで良いのでしょうか?
弊社はコンサルティング会社の強みを活かし、提案型・伴走型で、わかりやすく丁寧にサポートさせて頂きます。
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株式会社エクシードコンサルティング
| 住所 | 〒104-0061 東京都中央区銀座1-22-11 銀座大竹ビジデンス2階 Google MAPで確認 |
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| 電話番号 |
03-6555-4439 |
| 営業時間 | 10:00~19:00 |
| 定休日 | 土、日、祝 |
| 代表者名 | 山下 普之 |
| 設立日 | 2021年2月5日 |
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